理想的な睡眠時間を見つけるためには、睡眠の特徴や性質などを知っておく必要があります。当ページでは、睡眠に関する特徴やメカニズム、睡眠の質などについてご紹介します。
睡眠の個人差
人に最適な睡眠時間は7時間であるとか8時間であるなど、様々な説や研究データがありますが、ともあれ、導き出される数字(睡眠時間)は、統計的なものであり、人それぞれに適した睡眠時間には個人差があります。
→詳しくは『睡眠の個人差』なぜ睡眠が必要か
「眠らなければもっと時間を有効に使えるのに」
と思う人は多いのではないでしょうか?
自分にとって理想的な睡眠時間を知る上で、「なぜ睡眠が必要か」ということと「睡眠が不足した時の影響」も知っておく必要があります。
→詳しくは『睡眠の効果と必要性』、 『睡眠不足の影響と症状』
睡眠のメカニズム
さらに、睡眠時の状態は「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という状態があり、この二つは波のように繰り返す性質があります。
→詳しくは『睡眠とは』
睡眠の質と睡眠障害
数時間眠っただけでもスッキリ起きれる人、逆にどれだけ寝ても毎日朝起きるのが困難な人、こうした睡眠時間の長短は、ショートスリーパーやロングスリーパーと言われる、睡眠の個人差による場合もありますが、睡眠の質の良し悪しも大きく影響している場合があります。
また、時には睡眠障害などにより、寝ている間に体がほとんど休められていない、というケースもあります。
睡眠は「長く取れば良い」というものではなく、質の良い睡眠を取ることで、より効率的に体や脳を休ませることができるのです。
→詳しくは「快眠のための10のコツ」 「睡眠障害」
睡眠が足りていないと感じる原因
『朝が起きるのが辛い』
『日中ボーっとして眠たい』
こうした症状を感じるのは、『睡眠時間が短い』せいではなく、『睡眠の質』に問題があるせいかもしれません。寝付きが悪い、眠りが浅いなど睡眠の質が悪いと、睡眠効率が下がり、何時間眠っても、次の日に寝不足のような症状が現れやすくなります。
▼朝の目覚め方に問題があるかも
夜の睡眠の質の良し悪しは、実はその日の朝の目覚め方に大きく左右されます。
朝目覚めるとき、太陽の光を浴びていますか? 太陽光を浴びると、以下のような効果を得られます。
- 脳内に『セロトニン』が分泌され、スッキリ目覚めることが出来て、日中も眠たくなりにくい。
- 『体内時計』がリセットされて、生活リズムが安定しやすい。
- 睡眠ホルモン『メラトニン』が分泌されやすくなり、夜の寝付きや睡眠の質が良くなる。
★次のページでは『4.理想的な睡眠時間を見つける手順』をご紹介します。
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