体臭を改善するには生活習慣を見直す事が効果的であることがたくさんあります。
言い換えれば、体臭の原因は悪い生活習慣が原因によるものであるといえるかもしれません。
そして改善が必要な生活習慣であれば、何かしらの病気にかかってる可能性も・・・。
体臭は病気のシグナルになっていることがあるのです。
このページでは体臭と病気の関係について説明していきます。
においと生活習慣
まず、においの原因になりうる悪い生活習慣として、「暴飲・暴食」「喫煙」「過度なストレス」「運動不足」「睡眠不足」などがあります。
これらは体臭の原因になるだけではなく、体にも悪影響を及ぼすリスクが高いのものです。 体を悪くして病気にかかり、そして体臭としてにおいを発生し、そのにおいが病気のシグナルとなりえるのです。
病気には特有のにおいがあり、においの特徴を知ることで、今かかっている病気を発見できる手掛かりにつながる可能性を見出せるわけです。
病気のにおい
それでは病気とにおいの特徴をそれぞれ説明していきます。
- 皮脂臭
- 頭皮などから強い油臭さを感じた時は、皮脂臭と関連付けられる病気として、「脂漏性湿疹(脂漏性湿疹)」の可能性があります。
ちなみに脂漏性湿疹はピチロスポルムまたはマラセチアが原因ではないかとされています。
脂漏性湿疹の特徴として、頭皮、顔など多くみられ、頭皮にフケやかさぶたが出来たり、赤い湿疹などができます。また個人差はありますが、痒みを伴います。 - 汗がアンモニア臭がする
- 汗がアンモニアくさく感じた時は、腎機能の低下、全身疲労などの可能性があります。
疲労臭でも書きましたが、疲労とアンモニア臭は関連性がありますので、アンモニア臭がしたときは疲労に関連することを疑ってみて下さい。
夏バテ、冷房病、冷え性、ミネラル不足などが該当します。 - 甘酸っぱいにおいがする
- 体臭が甘いにおいに感じた時は糖尿病の可能性があります。
また、ダイエットなどで体が飢餓状態にあり、エネルギー不足になると、「ケトン体」が生成され、これも甘いにおいと感じる体臭となります。 - 大便臭がする
- 大便臭を感じた時は便秘の可能性があります。
大便臭が発生するプロセスは、便秘や植物繊維の不足により、便が腸内に滞留し、腐敗します。
この便が悪臭の原因となり、体臭へとつながるわけです。 - 腐敗臭がする
- 腐敗臭のような臭いは皮膚の病気や皮膚がん、肉の腐った臭いは呼吸器系のがん、腐った玉ねぎの臭いは大腸がん、たくあんの臭いは乳がん、下水の臭いは副鼻腔炎などのシグナルといわれています。
- 魚臭がする
- 魚が腐ったようなにおいがした場合、魚臭症の可能性があります。
魚臭症はかなりレアな病気なため、治療法などは確立していないそうです。
これに当てはまる方もあまりいないとおもいますが、気になる方は専門医に相談下さい。
体臭といえば加齢臭、メタボ臭、ミドル脂臭などの悩みのタネでしかないイメージですが、においにより発見できる病気があります。
該当するにおいを感じた方は、まずは病院でメディカルチェックをうけてみて下さい。
photo credit :Claus Rebler