アルツハイマー病は、人の記憶などの認知機能に障害が発生する認知症の一種で、アルツハイマー型認知症とも呼ばれています。
睡眠不足、喫煙、高血圧や糖尿病などの疾病、食習慣や生活習慣、様々な因子が発生の原因となるとされますが、特定には至っていません。 原因がはっきりしないということは、予防もしにくいわけですが、この度ある植物にアルツハイマー病の予防に効果があることがわかったそうです。
その植物とは、意外にも我々にも身近な飲み物である「ビール」の原料にもなっている「ホップ」だというのです。
このことを発表したのは、京都大大学院生命科学研究科の垣塚彰教授(分子細胞生物学)らの研究グループで、予防効果はホップの雌株の花に含まれているエキスだそうです。
ホップのエキスは中国では啤酒花(ひしゅか)という生薬として、欧米では不眠改善のハーブとして利用されてきたそうです。
京都大大学院生命科学研究科の垣塚彰教授(分子細胞生物学)らの研究グループは30日、ビールの原料の一つ「ホップ」のエキスにアルツハイマー病の予防効果があることをマウスを使った実験で確認したと発表した。アルツハイマー病の予防方法の開発につながる成果という。
引用元:アルツハイマー:ビール原料「ホップ」に予防効果 – 毎日新聞
上述のエキスはビール自体に含まれているわけではないそうですが、予防に加え症状が軽い場合に進行を遅らせる効果も期待できるとされていて、商品開発を進める動きもあるようですので、今後に期待したいですね。
先日発表されたSTAPと言われる新しい万能細胞などもそうですが、こうした研究はいずれも日本人が中心となって研究され、いずれは世の中で活かされるようになるのでしょうね。
日本人として誇らしい限りです。